私は離婚する気持ちは無いのですが、私が署名捺印した離婚届を妻が持っています。妻が勝手に離婚手続きを行うのを防ぐ手段はありますか?また、離婚手続きが受理されてしまった場合はどうしたら良いでしょうか?

離婚届提出前であれば、離婚届不受理申出を市役所等に行うことで、離婚届の受理を防ぐことができます。また、離婚届が受理された後であれば、協議離婚無効の調停を申し立てることになります。
【離婚届提出前】
離婚届の提出前であれば、市役所、区役所または町村役場に自ら出頭して離婚届不受理申出を行うことで、あなたが出頭せずに行われる離婚届が受理されなくなります(戸籍法27条の2第3項、)。(なお、以前はこの申出を6か月ごとに行う必要がありましたが、平成19年に立法化されたことで、申出の効果は無期限になりました。)
申出の際には、運転免許証等の本人確認書類が必要になります(戸籍法施行規則53条の4第3項)。詳しくは各市役所等にお尋ねください。
また、不受理申出の効果を失わせるには、同様の方法で申出を行う必要があります(戸籍法施行規則53条の4第6項)。
【離婚届提出後】
離婚届を提出した時点で夫婦の一方でも離婚意思が無い場合には、有効な離婚はできません。そこで、家庭裁判所に対し、協議離婚無効の調停を申し立てることになります(協議離婚無効の訴えは「人事に関する訴え」なので(人事訴訟法2条1号)、調停前置主義が採られており、裁判を起こす前に民事調停を申し立てる必要があります(家事事件手続法244条、257条)。)。
この調停手続きで、離婚が無効であるという合意が為され、あるいはそのような内容の「合意に相当する審判」(家事事件手続法277条)が裁判所から出されて相手方が2週間以内に異議を申し立てなかった場合は、離婚が無効であることが確定します(同法279条2項、281条)。
しかし、調停が不調に終わった場合には、家庭裁判所に対し協議離婚無効の訴えを提起し、裁判手続きで離婚の無効を主張することになります。
なお、届出時に離婚意思を有していれば、その後に翻意しても有効な離婚ですので、ご注意ください。

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